映画『かもめ食堂』が、日本の北欧ブームに火を付けるきっかけとなったのではないかと思うほど、この作品以降、日本で一気に北欧のインテリアや雑貨などが人気を得たように思います。そんな日本人の琴線に触れた映画『かもめ食堂』のキャストや、作中に出てくる気になる食器、本屋、シナモンロールのレシピなんかについてご紹介します。
映画『かもめ食堂』のキャストとスタッフ
ゆったりと落ち着いた雰囲気が妙に私たち日本人の心ともシンクロする北欧。その雰囲気にどっぷりと浸れる映画『かもめ食堂』は、ほっと一息つきながら安心して鑑賞できるスローライフ的映画の代表作です。
そんな『かもめ食堂』を作り上げているキャストとスタッフの皆さんを、まずはご紹介しましょう。
キャスト
この作品を印象づける上で欠かせないのが、主演の小林聡美でしょう。そして度重なる共演でおなじみのもたいまさこ。そして個性派女優の片桐はいりです。
サチエ(小林聡美):かもめ食堂を経営する小柄な日本人女性。
ミドリ(片桐はいり):かもめ食堂2人目の客である大柄な日本人女性。
マサコ(もたいまさこ):物腰柔らかな年配女性。
トンミ(ヤルッコ・ニエミ):かもめ食堂記念すべき1人目の客。日本かぶれの青年。
マッティ(マルック・ペルトラ):サチエに美味しいコーヒーを入れるおまじないを教える男。
リーサ(タリア・マルクス):かもめ食堂の近隣に住む老婦人。
制作スタッフ
脚本・監督:荻上直子
企画:霞澤花子
フードコーディネーター:飯島奈美
原作とあらすじ
『かもめ食堂』の原作は、群ようこの小説です。
フィンランド・ヘルシンキの街角で、小柄な日本人女性サチエが小さな食堂「かもめ食堂」を始めた。その食堂の看板メニューは、彼女が心をこめて握る「おにぎり」。しかしお客は、日本おたくの青年トンミただひとり。そんな「かもめ食堂」に、ミドリとマサコという訳あり気な日本人女性がやってきて…。
映画『かもめ食堂』は、こちらで視聴できますよ。
>Amazon Prime Video
映画のロケ地、本屋など
映画の中の「かもめ食堂」は、実際にヘルシンキに存在する現地の食堂「カハヴィラ スオミ(Kahvila SUOMI)」を使用しています。
現在もなお「ラヴィントラ カモメ(Ravintola Kamome)」として存在し、フィンランドにおける日本人の観光スポットとなっているとか。
そして、サチエとミドリのガッチャマンの歌のシーンは、アカデミア書店内のカフェ・アアルトで撮影されました。
日本の生活とも親和性のある北欧の食器やインテリア
この映画には、フィンランドの食器も登場し、シンプルで洗練されたデザインの食器が映画全体のセンスアップの一躍を担っています。
この食器やインテリアは、マリメッコやイッタラなどのフィンランドのプロダクトが多く使われています。
北欧の食器や家具は、日本の文化とも親和性が高く、和室で使用しても違和感がなく溶け込めてしまうのが不思議です。
『かもめ食堂』のシナモンロール レシピ
映画『かもめ食堂』のなかで印象的なのがシナモンロールです。とてもおいしそうで、このシーンを見たあとは、なんともシナモンロールが無性に食べたくなりました(笑)。
『かもめ食堂』にはフードコーディネーターの飯島奈美が深く関わっていて、作品のサブテーマでもある「食」の部分に大きく貢献しています。
そんな飯島奈美によるシナモンロールのレシピを見つけました。興味のある方は時間のあるときにでも、ぜひ挑戦してみてください。
あくまでも、ゆっくりと、楽しみながら作ってみてくださいね。
『かもめ食堂』が気に入ったなら、その他の作品も
映画『かもめ食堂』が気に入った方は、他の荻上直子監督作品を観てみるといいでしょう。
中でも荻上監督の『めがね』という作品は、鹿児島県与論島で撮影された作品ですが、『かもめ食堂』と同様、小林聡美やもたいまさこが出演し、また、多くの『かもめ食堂』制作スタッフも関わっているため、特有の独特な雰囲気が味わえます。
映画『めがね』も『かもめ食堂』も、共にこちらで視聴できます。
>Amazon Prime Video
コメント