世界的に広がり長期化しつつあるコロナウィルスによる新型肺炎。日本でもこんな状況になるとは、去年の段階では思いもよりませんでした。しかし、パンデミックやアウトブレイクな事態が起こる可能性もあるということを、映画の世界では随分前から想定されていたようです。
パンデミックやアウトブレイク その意味と違いとは?
パンデミックやアウトブレイクという言葉を耳にするようになりましたが、どういう意味なのでしょうか。
パンデミックとは
パンデミックとは、国中、世界中に大流行することです。複数の国や大陸に拡散し、数多くの人に影響を及ぼすほどの大流行を意味します。
パンデミックと類似した言葉に、エンデミック、エンピデミックというものもあります。これは規模の違いによるもので、エンデミック(地域流行)<エンピデミック(流行)<パンデミック(汎発流行)と順に規模が大きくなります。
これらは伝染病や感染に限らず使用される言葉です。
アウトブレイクとは
アウトブレイクとは、たちの悪い病気や感染症の突発的な発生のことで、一定の期間内に、特定の地域において、特定の集団が予想以上に感染発症することです。
特定地域や集団内で爆発的に感染することで、例えば「エボラ出血熱」などがアウトブレイクに当たります。
これは感染に関して使われる言葉です。
ウィルスによる恐怖を描いた映画作品
かつて、映画ではウィルスや伝染病のパンデミックやアウトブレイクをテーマとした作品が作られていました。それらをいくつかご紹介しましょう。
『復活の日』1980(2時間36分)
「愛は、人類を救えるか」MM88:その細菌兵器によって全世界はパニックとなり、45億の人類が死んだ。氷に閉ざされた南極大陸に残された探検隊863人を除いて…。
『アウトブレイク』1997(2時間8分)
感染すれば全てが終わる。致死性のウイルスの宿主ホスト。このウイルスに感染すれば助かる術はない。かつて類を見ない最大の危機が、いま人類に迫ろうとしていた…。
『感染列島』2009(2時間18分)
いずみ野市立病院の救命救急医・松岡剛のもとに、一人の急患が運び込まれてくる。その患者は高熱に痙攣、吐血を催し、全身感染ともいえる多臓器不全に冒されていた。しかし、あらゆるワクチンを投与するも虚しく、患者は死亡してしまうのだった…。
『コンテイジョン』2011(1時間46分)
恐怖は、ウイルスより早く感染する。香港出張からアメリカに帰国したベスは体調を崩し、2日後に亡くなる。時を同じくして、香港で青年が、ロンドンではモデルが、そして東京ではビジネスマンが突然倒れる謎のウイルス感染が発生した。新型ウイルスは驚異的な速度で全世界に広がるなか、米国疾病対策センターは危険を承知で感染地区にドクターを送り込み、世界保健機関はウイルスの起源を突き止めようとするのだが…。
『FLU 運命の36時間』2013(2時間2分)
韓国映画。突然起こった感染の恐怖。そして、ウィルスの拡散を阻むため閉鎖された街。極限の恐怖を目の前に多くの人間が、がまるでゾンビのように理性を失い暴徒と化す…。
いずれもAmazon Primeで視聴可能です(一部追加料金あり)。自宅で過ごす機会が増えていると思いますので、この機会に観てはいかがでしょうか。
フィクションですので実際とは異なりますから、くれぐれもパニックを起こさないようにしてくださいね。
コロナウィルスの感染予防と拡散防止を!
コロナウィルスがこれ以上長期化せぬよう、私たちも感染予防と拡散防止に努めましょう。
感染予防・拡散防止にできること
感染予防対策には次のことを習慣にしましょう。
- 帰宅したら石鹸でよく手を洗い、うがいをする
- アルコールや除菌スプレー、除菌シートの利用・携帯
- 外出中の食事前は特に除菌に気を配る
- 不特定多数の人が触れるものになるべく触れない
- 公衆トイレの使用時は特に気をつける
- 外出中はマスクを着用する
- 換気の悪い狭い場所に複数人で同席しない
- 体調管理に務める(よく食べ・よく眠る)
我が家では、体に対する影響を考え次亜塩素酸系(ハイターなど)ではなく、安定系二酸化塩素の除菌スプレーを使用しています。楽天でも購入できますが、こちらの方がお買い得です(2個以上のまとめ買いがお得!)。
コップ1杯の水に1、2プッシュして、うがい薬としても使っています。
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