2019年、12年ぶりに帰ってきた時効警察でしたが、たった8話で終了に。これって打ち切りだったのでしょうか?ということで、以前のシリーズの視聴率との比較やゲストを含めたキャストや最終話なども含め振り返ってみたいと思います。よろしくぅ~お願いしまっす!(鳩時計風)
時効警察2019は打ち切りだった?
これまでの時効警察シリーズ、第1シリーズの「時効警察(2006年)」と第2シリーズの「帰ってきた時効警察(2007年)」は共に9話までありました。
しかし、第3シリーズにあたる今回の「時効警察はじめました(2019)」は、なんと全8話で終了。時効警察ファンとしては残念なことこのうえないです。
これって打ち切りだったんでしょうか?
そんな声がネット上でも飛び交っています。
では、今回の「時効警察はじめました(2019)」の視聴率ってどのくらいだったのでしょうか。
そんなことより、『時効警察』『帰ってきた時効警察』と見てきた人なら、迷わず『時効警察はじめました』見てみましょう!
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各シリーズで視聴率を比較してみると
これまでの時効警察の各シリーズについて、それぞれの視聴率を比較してみるとしましょう。
- 時効警察(2006年)10.1%
- 帰ってきた時効警察(2007年)12.0%
- 時効警察はじめました(2019)6.0%
※「ビデオリサーチ」調べ
確かに時効警察はじめました(2019)の視聴率は他のシリーズと比べると低いですね。
この視聴率からみると、一番見られたのが「帰ってきた時効警察(2007年)」のようです。
確かに勢いに乗っていたので続編がわりと続けて作られたわけですから、この数字にもうなずけます。
ただ、2006年、2007年と2019年とでは少し時代も違います。
ネットの普及に伴い、娯楽におけるテレビの占める割合もかなり低くなっているはずです。
そんな中での6%はけして悪くない数字だと思いますが、どうなのでしょう。
それでも打ち切りだったんでしょうかね?
時効警察はじめましたで初登場のキャストといえば
「時効警察はじめました」で新たに登場した初登場キャストと言ったらこの人。
彩雲真空(あやくもまそら)役の吉岡里帆さんでしょう。
これまでは、時効管理課の霧山修一朗(オダギリジョー)と交通課の三日月しずか(麻生久美子)のコンビがメインキャストでした。
しかし、第3シリーズの「時効警察はじめました」では、刑事課の新人刑事である彩雲真空(吉岡里帆)も含めた3人がメインキャストのような扱いで番宣等のメイン写真を飾っていました。
時効警察の1ファンとしての個人的な意見ですが、なんとなく桐山くん三日月くんコンビを壊された感が、見始める前はちょっと引っかかっていました。
彩雲真空が二人のじゃまをするのではないかと。
でも、微妙な立ち位置ではあるものの、意外と桐山&三日月コンビの邪魔をしていないというのがミソ。ちょっとウザいけど、なかなか憎めないキャラです。
時効課で油を売っていると、毎度「彩雲~、またつまんない話してんだろー」といって、十文字疾風(豊原功補)に連れて行かれる悲運な刑事。
そしてもうひとりの新キャラが、「やすともくん」こと又来康知(磯村勇斗)。この名字を見て、ピン!と来た人は、かなりの「時効警察」通ですね(笑)。そう、このやすともくんは、時効課の又来さん(ふせえり)の息子です。
又来さんと違って、鑑識課の有能な頭脳です。全然似てないです(笑)。そして、同じ鑑識課の諸沢さん(光石研)の後輩でもあります。まぁ、鑑識課に二人のキャストはいらないかなという感じも否めませんが(笑)。おかげで、諸沢さんの影が薄くなりましたね。諸沢ファンには残念かもしれませんね。
それにしても、なぜに真加出くん(小出早織)は外された? 実は一度だけ、ちょろりと出ます(見逃すな!)。
「時効警察はじめました」のゲストについて
時効警察といえば、各話ごとのゲスト(たいてい犯人)の登場がおなじみですが、「時効警察はじめました」のゲストについておさらいしてみたいと思います。
第1話「総武のウタマロ」 小雪
第2話「超人気ミステリー作家の密室殺人」 向井理
第3話「婚活の女神の恋の罠」 中山美穂
第4話「ゾンビ映画殺人事件」 中島美嘉
第5話「伝説の芸人ラジオ生放送殺人!?」 趣里
第6話「プロレスラータイトルマッチ殺人事件」 寺島しのぶ・柳葉敏郎
第7話「一発屋メガネ歌手殺人事件」 檀れい
第8話「死を予言する男」 山﨑賢人・二階堂ふみ・染谷将太・松重豊
ちなみに、この中で一番視聴率が高かったのは何話だと思いますか?
期待値の高い第1話が7.7%と一番高かったのですが、なんと次に高かったのが趣里さんがゲストの第5話で6.3%でした。
趣里さんって誰?と思った方も少なくないかもしれませんね。
趣里さんは、水谷豊さんと伊藤蘭さんとの娘です。
趣里さんは主役を演じることはほとんどありませんが、数多くの映画やドラマ、舞台で活躍されています。
ベビーフェイスなので若そうに見えますが、意外とそうでもないんですね。
「時効警察はじめました」の最終話は特別だった?
最終話は、山﨑賢人・二階堂ふみ・染谷将太・松重豊と、いつもよりゲストも多めで特別感がありました。
特に、山﨑賢人・二階堂ふみ・染谷将太といったら、そう!『時効警察』ファンならご存知でしょうオダギリジョー主演の『熱海の捜査官』のキャストですね。この2つのドラマは、監督が同じなので、ビミョーに空気感が似ています。
>『熱海の捜査官』は『時効警察』の脚本と監督を担当した三木聡の…
こう考えると、はじめから8話で終わらせるつもりだったのか、それとも2話分のゲストを1話に集約したのか、なんていろいろと想像してしまいます(打ち切り説は謎のまま)。
そんな最終話ですが、視聴率的には今回の中ではイマイチの5.5%でした。第3シリーズの中ではしたから2番目。
そして、最後にはまた霧山はアメリカに行ってしまいました。
「三日月くん、未来で必ずまた会おう」と言い残したまま…。
と言った感じで、12年ぶりの時効警察でしたが、ほぼ同じメンバーで12年ぶりにドラマのシリーズが復活するという時点でかなりの奇跡のように思います。
それだけファンがいたということに加え、制作側のスタッフやキャストの思いが強い作品なのかもしれませんね。
この先もまた第4シリーズがあるかどうかはわかりませんが、1ファンとしてはあったらいいなという淡い期待を抱いています。
ジワリとくる独特の空気感を持つ「時効警察」だけに、ときどき過去シリーズも見返してみるといいですよ。
わりと令和の時代にマッチしたスローなドラマだと思います。
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