自動車免許が無ければ困る人って、たくさんいますよね。
特に田舎では公共の交通機関の利便性は正直、都会よりは劣ってしまうので、高齢のお年寄がハンドルを握る率は高いです。
免許返納が進まないのは地方が多いのではないでしょうか。
また病気で運転ができなくなるケースもあります。
こうなるとお年寄だけの話しではなくなりますので、使わなくなった自動車の処分を考えることになります。
今回は、使う予定が無い自動車についてシェアしたいと思います。
1人1台は負担が大きい自動車の所有
コロナ禍でリモートワークが一気にニューノーマルという流れができあがりました。
その影響で自動車での通勤機会が減ったという人も多いのではないでしょうか。
自動車を運転しないメリットとしては、
- ガソリン代の削減
- 点検や車検費用の削減
- 通勤時間の短縮(実質リモートならゼロ)
- 事故へのリスクがゼロ
- 近距離移動は徒歩になり健康への意識が高まる
- 外で飲酒しても帰宅できる(苦笑)
などが挙げられますが、
- 行動範囲が狭くなる
- 目的地への到着が遅くなりがち
- 子の送迎が不便
- 買い物が大変
と個人によってもさまざまなデメリットが含まれていると思います。
しかし、一人暮らしの親が自動車を手放さざるを得ない状況になれば、もはやデメリットを飲み込むしかありません。
自動車の無い生活は地方だと不便
一人暮らしのお年寄が、移動手段を自家用車に頼っていた場合は、かなり環境が変わってしまいます。
まずどこに行くにも徒歩です。
まさか自転車を乗りこなすことはないでしょう。
バスや電車での移動は容易くありませんので、買い物なども不便になります。
移動販売が巡回していたり、買い物を代行するサービスがあればよいですが、なかなか都合よくはないものです。
コミュニティバスも自治体で運行はまちまち。
となるとタクシーしかないわけですが、タクシーもコストが割高です。
通販を使いこなすことも、お年寄りには難しいでしょう。
移住には消極的なお年寄り
地元に居たい、自分の土地を離れたくない、同居もイヤで高齢者住宅も拒否となると、もう、周囲では打つ手がありません。
しかし、頑なにスタイルを守るお年寄りが多いことも事実です。
そのために近隣に住む家族が時間を削って様子を見たり、家事を手伝ったりするわけですが、これも長続きしない傾向にあるようです。
ただ、自動車が無くなるだけで、生活が一変することは若い世代よりも、一人暮らしの高齢者なのです。
移住の話しは、高齢になるほど条件が厳しくなるものなので、家族は頭の痛い問題となります。
本人だけが「ひとりで大丈夫」と言い張ると、周囲が大変になるのがパターンです。
自動車を処分するなら
使わなくなった自動車は、
- 廃車
- 名義変更
- 買取
この3パターンがありますが、もっとも合理的なのは「買取」だと思います。
他の家族や知人の間で、乗り手が見つかれば名義変更でもよいでしょうけど、名義変更は新しく使用する者が陸運局で手続きをとるのが原則です。
代理でも構いませんが、ともかく手続きが面倒くさいです。
整備されているかどうかも疑問な中古車を好んで乗る人は、たとえ親族であっても、今の時代は少ないのではないでしょうか。
そうなると買取がベストかと思います。
買取金額次第では当面の生活費の足しになりますし、古い自動車であっても費用負担して廃車するよりはマシです。
まとめ
自動車免許返納や病気で運転できなくなった時は、買取がベストです。
その次に、友人や知人に譲渡の希望があれば名義変更するという手段が、納得できるのではないでしょうか。
しかし、それ以上に自動車運転の機会を奪われた後の方が、何かと生活の利便性が低下して大変であることが、新たな問題としてのしかかってきます。
そこは個別に対応していくしかないですね。
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