秋になるとフッと思い出すイベントがあります。
それがお笑い芸人ナンバーワンを決めるM-1グランプリです。
毎年12月に生放送される芸人の祭典ですが、この番組が、家族揃ってめちゃくちゃ好きです。
そもそもM-1は、世界最高峰の自動車レースF1グランプリから、ネーミングされている事は有名な話。
回を追うごとに新生が誕生していますし、2連覇は未だに誰も達成出来ていないという難関の大会です。
そんなM-1グランプリが、なんと第一回大会から全て視聴できること、ご存知でしたでしょうか。
ただしDVDに収録されている特典映像、例えば2018年大会が収録されたDVDであれば、DISC.2のM-1グランプリアナザーストーリ―などは、残念ながらオンラインでは視聴できません。
さて、この記事では、過去の大会で印象深かった芸人さん3組にフューチャーしてみたいと思います。
Amazonプライムビデオで視聴可能
先に言っておきますが、過去のM-1グランプリはAmazonプライム会員なら、無料で視聴できます。
プライム会員でなくても30日間なら無料で視聴できます。
DVDを持たれてない、あるいは過去に見逃した大会がある、あの時のあのシーンをもう一度みたいという場合に、サッと見ることが出来ます。
我が家でも稀に見返すことがあります。
今はオジサンになってしまった芸人さんが、めちゃくちゃ若かったりしますから、新鮮な感じで見れるますよ。
それとM-1のファイナリスト、つまり生放送で漫才を披露している芸人さんのほとんどが、今でも一線で活躍しているケースが多い事に驚きます。
そういう目線で見るのも楽しいですよ。
では、過去に印象深かった芸人さんを、3組セレクトしてみます。
サンドウィッチマン(2007年大会)
史上初、敗者復活戦から優勝したことで、一番印象に残っています。
それはもう衝撃的な大会でもありました。
まず超無名。
見た目も輩っぽい。
事前情報も何もない。
もうナイナイ尽くしだったわけですが、1本目の漫才で、恐らく審査員、MC、スタジオのお客さん、視聴者は、
『あ、この人らイケるんじゃないか・・』
と思ったはずです。
特に当時の審査員長である島田紳助さんが、
『もう1本、同じようなネタがあったら優勝やねんけど、絶対無いわ!!』
という発言は、漫才終了後の他の審査員やMCの今田耕司さんとのやりとりの後だったわけですが、個人的な推測によると、
『同じテイストの別のネタをやれ』
と推していたのではないかなあと思っています。
つまり優勝への壮大なフリです。
番組としてもジャイアントキリング的な要素もありますし、無名の芸人が一夜にしてスターダムに駆け上るストーリーも魅力的です。
何よりM-1グランプリには夢があると思わせることもできますからね。
この大会以降のサンドウィッチマンについて、もはや語る必要は無いですね。
笑い飯(2009年大会)
9年連続決勝進出を経てチャンピオンになった芸人さんですが、特に2009年大会において、後にも先にも満点を出した唯一のネタ『鳥人(とりじん)』は伝説です。
もう設定の説明から面白いです。
鳥人ワールドに入った瞬間から、情景が目に浮かびまくって、最高におもしろいネタでしたね。
審査員だった松本人志さんが、
『後でウィキペディアで(鳥人を)調べてみたい』
という発言のお陰で、実際に鳥人の記事が作成されたものの即時削除された事も話題になりました。
鳥人も伝説級ではありますが、実は第3回大会で披露した「奈良県立歴史民俗博物館」も伝説的なネタです。
機会があったら是非見てくださいね。
トータルテンボス(2007年大会)
サンドウィッチマンの衝撃的な登場の陰に隠れてしまいましたが、双璧を成すネタの完成度と観客への受け方をしていました。
我々家族の中でも印象に残っている芸人さんです。
冒頭のやり取りで言われる、
大村さん『しのびねえなあ・・』
藤田さん『かまわんよ』
というフレーズが日常生活でも言いたくなるほどに気に入っています。
当時のネタは、1本目がホテル従業員で2本目が旅行代理店でしたけど、今でもAmazonプライムビデオでリピート再生しています。
多分、今の時代でも、見れば面白いと思えるネタではないかなと。
M-1グランプリはプロアマ問わずコンビ結成10年以内(2010年大会まで)という参加資格がありまして、トータルテンボスは2007年大会がラストイヤーだったんです。
サンドウィッチマンに続く2位でした。
そういうドラマのようなドキュメンタリーの面も垣間見ることが出来ましたね。
まとめ
M-1グランプリは2010年を最後にしばらく休止期間がありまして、2015年に復活しました。
これからも続いて欲しい最大の漫才コンクールです。
DVDやAmazonプライムビデオで振り返ることができるので、今やもうベテランの域に達している芸人さんの若手時代を見る楽しさもあります。
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