断舎離して人生スッキリ生きて行こうと思う人が多い昨今ですが、実は断捨離が上手く行かず失敗してしまう人もある程度いるようです。断捨離の失敗はどのようにして起きるのか、またどのようにすれば失敗せずに済むのか、早速考えていきましょう。
断捨離に失敗して後悔する人の2つのパターン
断捨離に失敗したという人には、大きく2つのパターンがあるようです。
断舎離してスッキリのはずが全然捨てられない
テレビや雑誌で断捨離の特集を見て、「自分も断舎離して持たない暮らしを始めるぞ!」と意気込んでみたものの、いざ捨てようと思うとどれも大切に思えて捨てられない。
中には、思い出に浸りすぎて作業がちっともはかどらないという人もいるようです。
そのうち、押し入れなどから引っ張り出したままの、捨てるに捨てられないモノたちで部屋が溢れ、「前よりも部屋が散らかってしまった…」と言う人も少なくないようですね。
全然ものを捨てられず、断捨離失敗!というパターンです。
断捨離で捨てすぎて後悔
先ほどとは逆に、何でもポイポイ捨てて部屋がスッキリしたはいいけれど、必要なものまで捨ててしまった。
結局、あとからまた買い直したものが結構出てきて、無駄なお金を使ってしまった。
という、勢いで捨て過ぎて、断捨離失敗のパターンです。
断捨離にまつわる失敗例
上記の2パターンの実例をもう少し具体的に紹介します。
洋服の断捨離で失敗例
洋服の断捨離をはじめてよくぶち当たる壁が、太ってしまって今は着られない服を、痩せたらまた着られるから取っておこうとするパターンです。
まだ着られるだけに処分するのももったいないし、けっこう高かったんだよなぁ、なんて。
そういう服ってけっこうどこの家にもあるのではないでしょうか。
そうやって考えてしまうと、どの服も捨てられなくなってしまい、結局、「今は着られないけど、捨てるには惜しい服」というものがクローゼットの大半を締めた状態に。
これでは、断捨離になりません。
しかも、着られなくなった服が増えるということは、いま着られる服を買う必要が出てくるわけですから、この先もクローゼットの中はどんどんと洋服が増えていってしまいます。
「いま着られない服をどうするか」
これが、洋服の断捨離の成功と失敗の分かれ道です。
メルカリで断捨離の失敗例
メルカリやヤフオクの愛用者が陥りやすいパターンがこちら。
ついつい捨てる前にメルカリやヤフオクで値段をチェックしちゃいがち。
「売ったらいくらになるのかな」と調べてみると、そこそこの値段になっているから厄介。
そうなると急に捨てるのが惜しくなるのが人情です。
「とりあえず出品してからにしよう」
そう思ったまま月日だけがどんどん経ってしまい、一向に片付かないパターンです。
メルカリやヤフオクの出品は、けっこう手間がかかります。
売れたり落札されたあとも、連絡したり、梱包したり、発送したり。
時間がある方はまだいいのですが、忙しい方でこの思考の人は、確実にモノは減っていかず断捨離失敗になります。
引っ越しを機に断捨離した失敗例
引っ越しを機に断捨離をしよう!
「これはいい考えだ」と思い、実践される方もわりといると思います。
引っ越しのときって、ものを処分するのにとてもいいタイミングですからね。
このときにありがちなのが、引越し先の家に合わないからと、今ある家具から何からどんどん処分してしいまうパターンです。
潤沢に資金が用意されているなら問題ないのですが、それじゃなくても電気やカーテンなど、引越し先に合わせて必ず購入しないといけないものが出てくるのが引っ越しです。
引っ越した後から買い足さなくてはいけないものって、けっこう後から出てきますよ。
特に賃貸から住宅購入に至った場合だと、テンションも上がっていますし、気分も一新したいという願望も働いて、ほとんど処分してしまう人も結構いるようです。
物が片付いてスッキリ!はいいけれど、必需品からまた買い直す必要が出てきてしまい、「しばらく貧乏暮らしが続きそう…」となってしまう、引越し時に伴う断捨離失敗パターンがこれです。
失敗しない断捨離のやり方
では、断捨離を失敗しないにはどうすればよいのでしょうか?
断捨離を失敗しないためのポイントをお伝えします。
はじめに分類する
- 絶対にいるもの
- いらないもの
- 捨てるかどうか悩むもの
この3つに分類します。
この段階で、「いらないもの」は、すぐに捨ててしまいます。
「絶対にいるもの」は、所定の場所を決めてから、しまいます。
残った「捨てるかどうか悩むもの」がポイント。
「過去3年以内に使ったもの」は取っておきます。
それ以外のものは処分します。
処分する場合の注意点
処分方法としては、以下の方法が考えられるます。
- ゴミとして捨てる
- 誰か必要そうな人にあげる
- 業者に不用品買取してもらう
- ヤフオク・メルカリに出品する
早くすっきりしたいと思うなら、余計なことは考えずに捨ててしまいましょう。
これが一番早く片付き、断捨離が完了します。
おすすめできないのが、「ヤフオク・メルカリに出品する」方法です。
これを始めると、断捨離が完了せずに終わる可能性が格段に上がってしまいます。
この際、余計な「己の欲」も断捨離すべきです(笑)。
場合によっては有効なのが、「誰か必要そうな人にあげる」と「業者に不用品買取してもらう」です。
これは期限を設けて取り組めば、有効な方法です。
期限は最長でも1ヶ月としておきましょう。
その間にあげようと思う人に会わなかったり、買取業者に持っていくことができなかった場合は、すっぱりと諦めて捨ててしまいましょう。
時間のない人には、ダンボールに詰めて送るだけの「宅配買取」は便利です。
これで、おおよそ断捨離は成功します。
断捨離を成功させる(まとめ)
断捨離に成功してモノが減ると、デッドスペースが減る分、今の部屋を広く使うことができます。
もっと広い部屋に引っ越そうかと考えていた人も、断捨離によってその必要性がなくなり、ムダなお金を使わずに済んだりします。
ただ、断捨離はシンプルにスッキリ暮らすうえでの良い機会なのですが、何でもかんでも捨てればいいかというと、そうでもありません。
自分の価値観に即して、程よい状況をよく見極めてから行うことが肝心です。
また、パートナーがいて一緒に暮らしている場合は、「お互いにとって気持ちよく暮らせるシンプルさ」を追求するようにしてください。
自分は少ないモノでスッキリと気持ちよく暮らしているはずが、相手にとっては思いがけずストレスを与えてしまっている場合もあります。
価値観は押し付けるのではなく、「お互いにとっての快適な基準」を話し合い、「ちょうど良いほどほどの環境」を目指したいものです。
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