クリーニング屋さんのビニールカバーを外して保管するべき理由は？

2019.10.07

クリーニング屋さんがビニールカバーを付ける理由

洋服をクリーニングに出すとビニールのカバーがかかって
返ってきます。

ホコリや汚れを防いでくれそうだし、季節の変わり目でクリーニングに出した洋服は当分着ることないわけなので、
わざわざビニールカバーを外すことはしないで
そのまま、クローゼットにしまうのが心理のような気がします。

しかし、それは間違っているというのです。

なぜ、クリーニング屋さんはビニールカバーを付けて返していくれるのでしょうか。

理由は、せっかく洗濯してキレイにした洋服を「クリーニング工場内」や「店舗への輸送」、「店舗での保管」で汚さないためにビニールカバーを付けています。

ビニールカバーは、家で保管するためでは決してないのです。
有料で保管するために、不織布や防虫効果が付与されたカバーを付けることのできるクリーニング屋さんもありますが、ビニールカバーは長期保管には向いていません。

クリーニングのビニールカバーを付けたまま保管してしまうと

・湿気が溜まってカビが生えやすくなる。

ビニールカバーの下から湿気が入ってしまい、上がビニールなので湿気が溜まりやすい。
衣類自体も湿気をどんどん吸ってしまうため、カビが発生しやすい状態になってしまうといいます。

・服が変色しやすくなる

ビニールカバーは空気の循環が悪いため、窒素ガスなどさまざまなガスの成分が洋服の特定の部分だけガスによる色素の分解が進んでしまい、洋服を変色させてしまうことがあると言います。

着ようと思ってしまってあった洋服をだしたら、黄ばんでいた
というのも同じ理由です。

黄ばんだ衣類はクリーニングでも元に戻らないことも多いそう、
その服を諦めることにもなりかねません。

洋服を長期保管するには、汚れを落とすことは必須です。
冬物のコートなどは、自宅で洗いにくいのでクリーニング屋さんに出して、プロに洗ってもらいのがよいです。

クリーニングから返ってきたらクリーニング屋さんで付けてくれたビニールカバーは外すのがよいのです。

ホコリや虫が来るのが心配な時は、不織布の洋服カバーをつけるのが湿気もたまらないので安心です。

100均などで買えるので、そんなに負担にならずに手に入ります。
防虫剤も付けて保管するのが安心です。

特に冬物は、保管しておく時期が、梅雨や暑い夏なので
湿気でカビが生えやすく、虫に食われやすい時期です。

クリーニングに出したのに、寒くなって着ようとしたら
変色したり、カビが生えたり、虫が食っていたらショックです。

不織布などでホコリから守り、空気の循環はよくして
しっかり保管したいです。

クリーニングから返ってきたら忘れずにビニールカバー外すという習慣をつけることが衣類を大切にすることに繋がるようです。