三船史郎は俳優三船敏郎の長男、もっと詳しく知りたい!

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三船史郎のプロフィール

父は三船敏郎。母は吉峰幸子。長男は俳優の三船力也です。
1950年11月27日、世田谷生まれ、成城大学在学中に一時俳優として活躍しますが引退して、イギリスに留学しています。実業家の道を選び1981年に三船プロダクションの仕事のために帰国し、現在は代表取締役を務めています。

お父さんの三船敏郎と言えば、羅生門での演技がものすごい迫力で、海外からの評価が高く、金獅子賞を受賞もしました。1950年のことです。
羅生門、暗い影の中を生々しく這いつくばるような演技で観衆の度肝を抜きました。

三船敏郎の実力がものすごかったので、また当時は実力俳優がそんなに海外で有名になりにくかったこともあり、三船敏郎は一気にスターダムへ上り詰めたような雰囲気でした。スターダムと言うと言い方が軽いけど、そのころは厳かな空気だったような気がします。海外から見たら日本の映画って、渋くて暗くて、海外の映画界の雰囲気とは全く違うから、そのギャップが面白さを増したのかと思います。羅生門は一度は見たほうがいい作品です。

当の三船史郎さんですが、若いころからデビューして、数々の映画に出演して来ました。

 

三船史郎の出ている映画は?

三船敏郎の子どもということで、三船史郎には当然期待が集まりました。

そのデビュー作は、
その人は女教師(1970年)岩下志麻の恋人役 亮
これは当時ちょいエロ女優の岩下志麻が教師役で主役、三船史郎は高校生徒役というちょっと禁断の恋の物語です。
学生運動が流行っていたころの話なので、そういうのも結構普通だったのか、ちょっと背伸びした恋ではありますが。最後は悲恋のお話です。若さが押しの初助演です。

眉と目力がやっぱりありますよね。ハンサムです。

二人だけの朝(1971年)出演 矢島二郎役
これは青春ものの、ちょっと漠然とした映画。若者向けの楽しみにはなるが、インパクトはさほどないため、そこまで演技力を必要としない。というか、本当はこういうものでさえも演技を磨く必要はある。三船史郎は遊び人キャラの役であるが、最後には友人とともに成長していく。

ホーク/B計画(1998年)出演 森本役
ストーリーはオウム真理教の事件を彷彿とさせるカルト教団と警察との戦いを描くもの。この映画で史郎と力也は親子役で共演を果たす。時期的にも内容がセンシティブだったため、公開が遅れた映画。香港との共作で、アクションが見ものだ。三船の名前は香港でも人気が高く、史郎と力也の存在感も作品に厚みを増しています。

雨あがる(2000年)出演 永井和泉守重明役
こちらは黒澤明亡き後、助監督だった小泉尭史が監督した映画です。永井和泉守重明役で三船史郎が出ています。黒澤、小泉映画には三船史郎はなくてはならない存在で、何とも言え無い素人っぽさをうまく使っていて三船史郎がやるからこそ、素朴で堅い感じが偽りのない藩主の雰囲気をよく現していて、必要な存在として主役を邪魔しないのです。

バルトの楽園(2006年)出演 松江の父

蜩ノ記(2014年)出演 三浦兼通 役
小泉堯史監督の作品。三船史郎はやはり歴史的に居るだけでも日本映画だなあという感じになっています。

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三船史郎の演技の評価は?

演技の評価は極めて低いとも言えますが、三船史郎はそこが魅力でもあるのです。
本人が演技を磨くことにそれほど魅力を感じなかったのか、分かりません。

雨あがるにも出ていたましたが、他の共演者たちの演技に負けてしまっているという意見も見かけるのですが、脇役なのですから、勝ってはいけないのです。大根でいいのです。彼は癖のある主役になる事を好まず、さらっとしたバイプレーヤーの方を好んだのだと思います。三船敏郎と同じテイストのものを希望するファンには残念でしょうが、二世俳優が主役として有名になり続けていくことは、計り知れない努力の結果といえるのでしょう。

また、二世だからと言って別に演技の世界で生きなくても、他のことで生きていけばよいのだから、何ら気にすることもないとも思います。

親があまりにもすごいと、比べられることに疲れてしまう二世も多いのではないでしょうか?

先日佐多啓二の息子の中井貴一も言っていましたが、映画の撮影中、監督や周りの俳優から本当にボコボコに凹むほどひどい言葉を投げかけられると言っていました。今だから笑えますが、当時はつらかったでしょうね。

 

三船敏郎、美佳、海斗、rikiya mifune、小泉堯史との関係は?

三船美佳は三船敏郎の愛人の子どもで、三船敏郎が亡くなるときに遺言で認知されました。
三船海斗は三船史郎や敏郎とは全く関係が無いです。
三船力也は史郎の息子で、映画関係の道を進んでいます。
最近ではサムライマラソンのアソシエイトプロデューサーもしてます。

小泉堯史(こいずみ たかし)は映画監督で、雨あがるの監督や、散り椿の脚本を書いてる。黒澤明と一緒に仕事をしているので影響を強く受けており、次代の日本の映画界を背負っている。三船史郎は雨あがるで永井和泉守重明役で役者をした。私としてはこの演技は悪くないと思います。役人の雰囲気が出ていると思います。

 

三船史郎の画像

三船史郎の活躍した時代の写真を見ると、何ともレトロですね。
でもこの時代に間違いなく俳優だった彼。そして世界の三船と言われた父を持つ立場。

あのぶっとい、ドスのきいた男前な演技が世界の三船で、それを期待されると息子としては困るでしょうね。時代が180度変わっているんですよ。
私だったら隠れたい。

今では三船敏郎の作品のリバイバルを望むEXILEのAKIRAと作品への橋渡しをする三船史郎氏なのでした。
今は息子さんも立派に跡を継いるのも素晴らしいですネ。

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