三島由紀夫vs東大全共闘の映画を観た感想

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三島由紀夫の映画を観たい!けど、どこで見られるの?
全国上映ではないですよね?
東大で東大生との議論を繰り広げた三島由紀夫の当時の映像が映画にリメイクされて3月20日いよいよ明日から公開されました。

45歳で自殺をした三島由紀夫ですが、この東大での討論会はどんな意味があったのか、実際の映像を見てみたいですよね。

 

三島由紀夫の映画上映館はどこ?

三島由紀夫の映画の上映映画館は、東宝シネマズと系統の映画館で全国各地で放映される予定です。
上映映画館一覧

全県で放映されていました。

 

三島由紀夫の映画で東出の役割は何

三島由紀夫の映画での東出の役割は何かというと、ナビゲーター、ナレーターです。
ちょっと大丈夫なの?っていう気分もしますね。
まあその辺は置いておいてその時代に入りこんで観たいと思います。

1969年5月13日に行われたこの討論会では、当初東大の学生側では三島はもう古い!という考えで論破してやるとか、
ぶん殴ってやるとかそういう考えが根底にあった様です。意外ですよね。
東大だからなんでも理解しているわけではないんですね。

時は全共闘時代。新しいものを求める若者が学校に立てこもって権力を破壊しようとしていた時代。
三島由紀夫は東大学生連から呼ばれて、ヘタをすれば大怪我をするんじゃないかというような、鼻息の荒い現場、東大の900番教室に出向きます。
緊迫した中で東大の討論力トップが出てきて一対一の討論が始まり、お互いの考えを知ろうとしていく訳で、三島のお互いを認めようという姿や理解してほしと言う姿が浮き彫りになります。

東大学生連は最初は三島に対してかなり批判的なのですが、何かをしたい、何かを変えたいという熱量があるということを三島由紀夫も認めていて、最後に言葉を置いて帰ります。

この会でのキーワードになった”言霊”(ことだま)。
三島由紀夫が東大生たちに残した言霊は今も生きているのでしょうか。

言葉のやり取りをすることの大事さ、人に言いたいことを投げつけるだけでなく、人の言いたいことを聞いて、認めることの大事さ、も感じました。

腹を決めた人間の姿を見せつけられる、三島が輝いた時間を切り取った作品だと思います。

あと、目力の強さって自分でも気を付けて力を出していきたいと思いました。目力って使わないうちに死んで行くんだと思うんです。

 

三島由紀夫 映画 キャスト

三島由紀夫 映画 キャストはこちらです。

監督 豊島圭介

出演 三島由紀夫、芥正彦、木村修、橋爪大三郎、篠原裕、宮澤章友、原昭弘、椎根和、清水寛、小川邦雄、平野啓一郎、内田樹、小熊英二、瀬戸内寂聴

 

三島由紀夫の討論の映画化の意味

三島由紀夫の討論の映画化の意味は、多くの人に見てもらえることで生まれると思います。
特に若者には見てもらいたいと思います。
三島由紀夫の作品を少しでも読んだうえで見てもらいたいと思います。

自殺をしたシーンを見るだけだと右翼で頭がおかしくなった作家と思っている人も多いかもしれないけど、
実際にはマルチに活躍したグローバルな視野を持った人だったと思います。それは作品を読めば分かることで、豪華な映画を読んでいるような気分になる短編がたくさんあります。

当時の東大生の中の一般的な意見は三島をやり玉にあげて叩きたい、というものでしたが、三島には三島のバックグラウンドが有るわけで、生徒たちは根底では尊敬しているんですね。

木村さんという生徒が最初の司会のところで、思わず三島先生と、先生をつけて(尊敬した形で)呼んでしまったやり取りにユーモアと知性を感じました。

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